目に見えない価値をどう可視化するか。
ブランド力をつける
もっと売れるようにする
ブランディングデザインは
商品の自走を後押しするもの
下に掲載した図は手前が十人、そこを含め後ろに十列で企業なり店舗、あるいは商品を表し、手前の十人はブランド力がある言わば一番お客様に近い存在を表しています。つまり後ろになるほどブランド力が弱くなってお客様から遠い存在となるのです。私たちはその後ろになっているブランド力が弱い、あるいはまだ無い人をどうすれば前列へと進ませることができるのか、それはどんなスタイルで。
ブランド力の低さは、
信頼できない人からの情報を
素直に聞けないのと同じである
ブランドはデジタルでは創れない。
デザイン力だけでも不十分。
ブランド創造には「文化の力」が不可欠。
今何が売れるかというきわめて近視眼的に、あるいは魅力的なデザインで市場の優位性を持ちたいといった相談を多く受けます。では、その答えを端的に言えば売れるものの究極はコンビニの商品ということになります。しかし、その7割は1年で入れ替わっていることも知るべきです。
また、いくら魅力的なデザインで一時的に顧客の目を引いたとしても、要である中身が他と差別化できていないものは見せかけでしかありません。
かといって矛盾するようですが、商品の中身が物理的に、あるいは機能的に優れている、ということである必要は必ずしもありません。大切なのは「魅力的な価値を創造し、その中に生活者の感情に訴えかける“何か”がある」ことなのです。私は、その“何か”を創り出す最大のキーワードを「文化」ととらえています。商品にとって、あるいは企業にとっていま重要なことは、売上至上主義から、文化を起点とする新しい価値創造への転換が必要なのです。
2008年5月、「文化の力(カルチュラル・マーケティングの方法)」という本が出版されました。著者は同志社大学の青木貞茂教授です。
この本は「マーケティングの新約聖書」だと茂木健一郎氏も絶賛しているので、ここにその一部を引用し紹介します。
これまで「マーケティング」と「文化」は、実務と教養という相容れない領域であった。しかし、文化パワーが台頭する現代において、これまで水と油であった両者が融合し、新たな理論、思想が求められるようになった。ビジネスの世界にあって文化への理解とセンスが必要とされ、文化の世界にビジネス知識と発想が求められているのである。言い換えれば、文化全般についての教養力がビジネスパワーヘとつながる時代になったということである。
プロフィール
Profileブランディングディレクター
ブランディングディレクター
■秋田県立図書館協議会委員(2009年度~2011年度)
文化科学省事業委託スポンサー制度を活用した企業活性化事業運営委員
■提携/佐々・藤盛特許事務所
■連携協力/秋田県立図書館(ビジネス支援)・秋田県立近代美術館
●ブランド開発
●ブランディング
●「文化」を起点としたコンテンツマーケティング
●アートディレクション
●グラフィックデザイン
●アドバタイジング
●デジタルデザイン
(コンテンツデザイン、ホームページデザイン)
●イラストレーション
●ネーミングの開発(商標調査・商標登録)
青森県出身。弘前(有)アイ・デザイン、秋田(株)デザインUNIを経て独立。(株)デザインUNI在籍中、(株)船井総合研究所においてマーケティングを学ぶ。「文化」を起点とするコンテンツマーケティングを得意とし、図書館や美術館、大学などの公的機関と連携しながら、新たな視点と切り口で企業のブランド資産を構築する取組をしている。
近年は秋田県立近代美術館のご厚意により、「スーパーリアリズムの世界展」や「野﨑文隆デザイン展」を開催ほか、写真展『岩合光昭の世界ネコ歩き2』では「シキンニョ」を細密画で制作展示。同館において美術教室の購師も務める。
三関サクランボ農家のブランド立ち上げの事例が秋田商業高校の学校教材となる。
秋田県高等学校商業教育研究会、教育教材開発研究会採択
「新しい学びのスタイル(指導法)と教材開発。具体的事例、湯沢市三関地区のサクランボ農家の取り組み」
『小田野直武と平賀源内』の関係性を文化的視点から考察(協力/小田野昭子・秋田県立図書館・秋田県立近代美術館・国際教養大学アジア地域研究連携機構・(公財)平賀源内先生顕彰会)
『老犬神社創建400年』老犬神社を核としながら「佐多六とシロ」の哀話を忠犬ハチ公へとつなぎ、地域振興への新しい価値を研究。(協力/秋田県立図書館・鹿角民話の会どっとはらぇ)
『男鹿のナマハゲ』来訪神として2018年11月29日、全国10件の来訪神行事がユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産として登録された。菅江真澄はナマハゲを「春来る鬼」と捉え、柳田國男は「小正月の訪問者」と言い、岡本太郎は「ベラボーな魅力」と評した。
地域活性化の有効な手段として特産品や土産物の開発に力を注ぎ、その地域ブランドの確立は、地域の文化資源と結びつかねばならない。
観光という名の下に侵蝕させられた民藝は、観光客に媚びる醜悪なものとなって堕落してしまっている。柳の思想と民藝の現代的意義を研究。
(協力/日本民藝館・角館工芸協同組合・角館樺細工伝承館)
2020年、秋田県立近代美術館で開催した野﨑文隆デザイン展
9:00-18:00 [土日祝休み]
コロナ禍で昨今のビジネスは、リモートワークやメールのやりとりが主となっていますが、ブランド開発やブランディングをするにあたっては、どうしても対面での踏み込んだ打ち合わせが重要となります。
野﨑文隆の仕事
Works細密画
Detailed illustration犬や猫、その他動物、人物の肖像画を細密画にて制作いたします。
肖像画のみ額装いたします。サイズや納期、金額は案件ごとに異なりますので、詳しくはお問い合わせください。
イラスト
Color illustration